【CASE】
株式会社電通デジタル 高橋 伴幸様
株式会社電通デジタルの高橋 伴幸様にご協力いただき
弊社DSP「Sphere」の使い方などをご紹介させていただきます。
―本日はよろしくお願い致します。
―高橋さんの現在のお仕事内容を教えてください。
現在はクライアント様に対するコンサル業務、各社ベンダー様との開発や案件についてのやりとり、ディスプレイ/動画広告関連の社内アドバイザーの3つの役割を担っています。
それぞれの役割で背負うミッションは違いますが、トレーダーとしてクライアント様の成果につなげる、というスタンスは一貫して持っています。
―運用型広告を実施される場合、1案件につきどれくらいのプロダクトを利用されるのでしょうか。
案件にもよりますが、私の場合は1案件につき10媒体ほどを同時に扱うケースが多いです。
株式会社電通デジタル 高橋 伴幸氏
―どのような案件を担当し、どのようにプロダクトの選定はされていますでしょうか。
案件としては、金融・スポーツジムになります。
クライント様は純粋にCPA(獲得)を重視されるケースが多いですね。とはいえProgrammaticの課題の一つである成果至上主義に偏ると本来のマーケティングの意味を見失いがちになりプロダクトありきの思考になってしまいます。なのでユーザーとのエンゲージメントを高めるにはどうしたらいいか、ということも常に考えていて、クライアント様に啓蒙もしております。その点において媒体選定あるいは運用する上で大事なポイントは人・場所・タイミングだと考えています。
マーベリックのプロダクトSphereについて言及すると「人」軸のデータ活用を強みとした媒体です。ユーザーとの接点が煩雑化する一方にある中でどういったユーザーをターゲティングするか、その点を考え媒体選定する能力も必要になってきます。
こういった感じでプロダクトにはそれぞれ個性があって、カスタマージャーニーの中で担う役割も異なってきます。クライアント様に成果としてお返しするのも当然大切ではありますが、1つ1つのプロダクトの役割や大切さをしっかり理解した上で選定し伝えていくのも我々の大切な業務だと認識しています。
―プロダクトの個性を活かして、正しい使い方をしていただけるパートナー様からはとても学ぶべき事が多いです。どうしても我々は製品を作る側に重点を置いているため、どのような意図で代理店様が我々の商品をご利用頂いているのか、というバックグラウンドが見えにくい点があります。
成果を上げるためには、汎用性の高い商品はもちろん必要ですが、それ以外には良い意味で「クセ」があって良いと思っています。既にたくさんのプロダクトが誕生している中で、新しいプロダクトを作るにしても機能面(特に可視化されたもの)において強みを出すのは徐々に難しくなってきていますよね。
プロダクト毎の「クセ」によって商材や業界の合う、合わないははっきりとわかれますが、それは必然的に起こることなので、きちんとその部分も含めてクライアント様や社内のメンバー、時にはベンダー様にも伝えていかねばと思っています。
―その中でSphereをどのようなポイントでご利用いただいていますか。
Sphereの最大の特徴は、なんといっても精度が高く他にはない独自性の高いデータです。データの精度が高いと、マッチするユーザーとクライアント様の関係性が高まることを期待できます。そういった意味でユーザー獲得の入り口部分に該当するプロダクトなので、その特性を踏まえてSphereの評価はラストクリックではなく、全チャネルを加味したCV貢献度が適していると考えます。指標で言うとファーストクリックになります。
また、Sphereの持つデータを間接的に使うという可能性も強く感じています。人材系データを直接的に使うとなるとかなり展開の幅が狭くなってしまいますが、間接的に使うとなると一気にカバーできる領域が広がるのではないかと。つまりデータと直接関わりがないように見えるユーザーとどう接点を持たせるか、ということですね。
―そうですね、営業職に営業ツールをあてるのは直接的ですが、たとえば「2017卒新卒」というセグメントを「新生活を始める」という背景でみてみると一気にご利用いただける企業の幅が広がりますね。
はい、どんなクライアントにどんなデータが当てはまるのかは、試してみないとわからないというところは正直あります。ただ、繰り返しになりますが注意しなければならないのは、データありきになってしまうとどうしてもプロダクトアウトになってしまいます。
最終的に一緒に向き合っていきたいのはクライアントへの成果の部分ですので、代理店としての価値と該当するプロダクトを活用する価値(=ベンダーの価値)を総合的に判断しブラインドのかからない形で展開をしていく必要があると考えています。
−今後Sphereにどんなことを求めますか。
Sphereの展開としてこんなことができたら面白いという視点ですが、メディア側の独自性、という視点で商品開発をされると面白いと思います。PMPなのか、ネイティブなのか、等どう売るかは棚上げしますが、そのようになると先ほどお伝えしたエンゲージを高める3つの要素のうち、人・場所(配信先)が高まるのでより一層エンゲージメント向上が見込みやすくなります。そういう差別化を一緒に考えていきたいですね。
−スピード感が早い業界なのでベンダーの中だけに留まっているとお客様や代理店様、市場から求めているものと乖離が発生する危険性があります。これまで通りコミュニケーションを多く取り、期待以上の品質を提供出来るよう愚直に努力を重ねてまいります。
高橋様、ありがとうございました!これからもよろしくお願い致します!
高橋氏と弊社担当大場
株式会社電通デジタルについて
所在地: 東京都港区東新橋1-8-1(電通本社ビル内)
代表者: 代表取締役CEO 榑谷 典洋
事業概要:デジタルマーケティングの全ての領域に対する、コンサルティング、開発・実装、運用・実行の提供
URL : https://www.dentsudigital.co.jp/
マーベリック株式会社について
所在地: 東京都新宿区西新宿1-22-2 新宿サンエービル3F
代表者: 代表取締役 美留町 督
事業概要:DSPシステムの開発及び提供、スマートフォン広告システムの開発及び提供
O2Oシステムの開発及び提供
URL : http://www.mvrck.co.jp/